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Open:6/11 2003,update:7/6 2009 TOPページ,格納庫更新




シンガーは旅立ったが、ソウルの灯は消えず・・・
清志郎、心からありがとう。



introduction:

こんにちわ。シングル大好き人間の七院知好(なないんち・このむ)と申します。
シングル(主にアナログ盤7インチ)の魅力をだらだらと語るため(?)このHPを作ってみました。
皆様よろしくお願いいたします。ではでは魅惑のシングルの世界にようこそ!

*悲しんでばかりいないで、素敵な音楽を聴こう。

趣味趣味音楽レヴュー
”RCサクセションのシングル(第2東芝期-波乱の時代)”7・6更新
※キティ・ロンドン・BARCA時代はコチラ

NO.0906-0312JP
Artist:RCサクセション
Title:不思議/甘いシル
Label:イーストワールド(東芝) Record Number:WTP-17462 Release:1984 Press:JP From:JP Category: 日本のロック、R&B


早々に続編を(全盛期のシングルは格納庫を御覧下さい。また初期のシングルなどディスコグラフィーは、情報も満載のこのファンサイトが素晴らしいです)。ロンドン〜東芝とストーンズがらみのレーベルに移ったことも話題になったけれど、RCと言えばデビューは東芝(エクスプレス)。実は古巣に凱旋?帰国したワケですな。しかしバンド後期の事を考えると、波乱の幕開けと言えないこともない・・・さて移籍第一弾はこの作品。A面はタイトル通りミステリアスな、妖しさ一杯の曲。清志郎本人も「自信作だった」と語っているが、ヒット性は希薄なものの、何度も聴くと得難い個性を感じてしまうミディアムな魅力の、いや魔性の(笑)曲。洗練と無機質に向かう時代に、この辺から意識的に手掴みのような質感を持ち込んでいたような、いや深読みせずに何も変らなかったのか・・・いろいろ考えてしまうナンバー。B面はシンプルなロカビリーのリズムに乗せて意味深なタイトルを連呼する。いつも通りセクシャルな比喩のような、搾取の暴露のような・・・これまたいろいろ考えさせる。一時期は「もう歌うことが無い」とまで言っていた清志郎とバンドが見つけたのは、シラケきった時代へのメッセージだったのかも。(七)
NO.0906-0313JP Artist:RCサクセション
Title:自由/可愛いリズム
Label:イーストワールド(東芝) Record Number:PRT-1138 Release:1984? Press:JP From:JP Category: 日本のロック、R&B

Note:プロモ・オンリー
移籍第一弾『FEEL SO BAD』はいろんな意味でなかなか気合の入った1枚だが、その中でもストレートなタイトルである「自由」は個人的に大好きな1曲。ここではプロモオンリーでシングルが切られていたのでそれを紹介したい。モンキーズの『自由になりたい』なんかも頭にあったのかも知れないが、サックスもズンと響くサウンドはかなり重厚で迫力満点。歌詞も綺麗事でなく、粗暴なまでに”自由”を歌いきるところに「つ・き・あ・い・た・い」なんかと共通するアイロニーやリアリティを感じる。歌詞通りに受け取る人には異論があると思うが、いいじゃんロックなんて、そんなもんでしょ(笑)本能に忠実。それがいい。B面もロールするピアノが印象的な、ダンサンブルなR&Rビートに乗せて歌われる小気味良い佳曲だけれど、途中で一箇所本音を覗かせるところがミソか。こういうルーツ的な音を楽しそうに聴かせるRCというバンドを、たまらなく愛おしく思ってしまうのですよね。いいなぁ。(七)
NO.0906-0314JP Artist:RCサクセション
Title:すべてはALRIGHT/春うらら
Label:イーストワールド(東芝) Record Number:WTP-17712 Release:1985 Press:JP From:JP Category: 日本のロック、R&B

先日上京し、渋谷パルコで官藤官九郎の芝居を観に行った際に、閉演時にずっとこの曲がかかっていてとても心に残っている。クドカンが日本のロック好きなのは広く知られているところだが、同世代だけになんだかとても身近なキモチを覚えた(シングルよく見たら、パルコのCMソングだった!)。さてこの曲。なんと言うんだろう、ゴスペル風にも思えるゆったりR&Bのビートに乗って唄われるのは、全ての夢追人に捧げるちょっとした応援歌というか。昔から「Everything Gonna Be Alright」という常套句はブルースやレゲエの中に織り込まれていたが、兄貴達はそんな部分を頭でなくハートで翻訳してくれたんだと思う。そんな唄に励まされながら、みんな頑張っているんだなぁ・・・なんて考えるのは齢のせいだろうなぁ(苦笑)。B面はロックステディ的というかトロピカルな軽快なサウンドに乗せて浮ついた恋の気分を描く。久々の能天気な感じにホッとするけれど、これってCD化されてるのかな?余談だが(このジャケの方が好きだけれど)プロモ盤はセピア色の別ジャケットもあるようです。(七)
NO.0906-0315JP Artist:RCサクセション
Title:スカイ・パイロット/LONELY NIGHT(ネバ ネバ)
Label:イーストワールド(東芝) Record Number:WTP-17810 Release:1985 Press:JP From:JP Category: 日本のロック、R&B
『ハートのエース』はデザインも凝っていたし、我々40前後の世代の人間には忘れられないアルバムなんじゃないかと思う。その冒頭を飾っていたのがこの軽快な面目躍如の1曲。エリック・バードン&アニマルズに同名異曲があるけれど、確か「その曲目が好きで、イメージで書いた」と清志郎が発言していたように記憶している(原曲は「スター・パイロット」という名前で中森明菜に提供)。「雨あがり〜」では車だったセクシャルなイメージが、ここでは飛行機と空港で表現されている。でもサビは結構マジメだったりするのよね。とにかくこういうバンドならではの勢いを持った存在は、当時は本当に貴重だったのです。B面も多分にライヴでの盛り上がりを意識したような、ストーンズ直系のストレートなナンバー。ギリギリの言葉遊びはアルバムを通して結構使われているけれど、こういう曲で”ふてぶてしさ”を意識的に見せる清志郎は、本当にワンアンドオンリーの格好良さだ。A面はシングル用のミックス、B面は別テイク(スタジオライブ?かなりラフだが迫力あり)を収録。ジャケ写真もレーベルも、よく見るとなかなか楽しいです。(七)
NO.0906-0316JP Artist:RCサクセション
Title:マリコ/海辺のワインディング・ロード(UTOPIA RE-MIX VERSION)
Label:イーストワールド(東芝) Record Number:PRT-1167 Release:1986 Press:JP From:JP Category: 日本のロック、R&B

Note:プロモ・オンリー
新曲2曲を含むスローナンバーやバラード4曲で構成された12インチミニアルバム『NAUGHTY BOY』(※後述するシングル曲とは無関係)よりカットされたプロモ7インチ。ジャケットのバンド写真がとても格好良かったので入手してみました。当時は邦人アーティストの海外録音やリミックスがまだ話題になる時代だったが、英国のエンジニア、ティム・パーマーの手掛けたリミックスは確かにこのシングルでも音抜けが良く、レンジの広いサウンドになっている。その仕上がりに感激した清志郎は、ロンドンでの現地ミュージシャンを起用したソロアルバムを制作。本作はその遠因となっているようだ。ストリングスが哀しく響く異色なバラードであるA面の「マリコ」は2005年のCD編集盤『GREATFUL DAYS 1981-90』でようやくCD化されたが、タイトルが気になる当時の新曲「サマー・ロマンス」、そして切ないラブソングで『ハート〜』に入っているB面曲のリミックスなど残りの3曲は未CD化のまま。イーストワールド時代はその他にもシングルオンリーの音源が多くて、ファンはやきもきしている状態。『EPLP』なんて素敵な過去作もあるんだから、いつか何とか、気軽に聴けるようになって欲しい。(七)
NO.0906-0317JP Artist:RCサクセション
Title:ノーティ・ボーイ/デジタル・リバーブ・チャイルド
Label:イーストワールド(東芝) Record Number:RT07-2701 Release:1988 Press:JP From:JP Category: 日本のロック、R&B
そして時代は遂にCD主流へ。DANGER名義など企画モノでは既に動いていた清志郎の本格的なソロ作などを経て、バンドが世に放った2枚組『MARVY』からのシングル。当時は初のアナログ2枚組オリジナルアルバムとして話題になったが、ホントに『ホワイト・アルバム』的な存在になるとは予想もしなかった。A面はそんな不穏な空気も少し持っている、まるで疲れ果てた大人=自分たちに自問するような歌詞が印象的。わざわざシングル・ヴァージョンとジャケにクレジットがある通り、ヴォーカルの空虚感が目立つアルバムよりもコーラスなどで音を厚くしたミックスが収録されている。B面は、ギターなどのエフェクター類や録音機材がアナログからデジタルへ移行した時期を思い起こさせる”時代”の一曲。言葉遊びも何だかいつもの無邪気さが足りない気がするが、自分たちの心情に忠実なバンドとしては当然の流れだったのかも知れない。それにしても豪華なジャケだな、金の箔押し・・・スキャナだとなかなか表現できないので現物で確認を。でもバンドは『MARVY』完成後すぐに、世間を騒がせた次の動きに突入していく・・・(七)
NO.0906-0318JP Artist:RCサクセション
Title:ラヴ・ミー・テンダー/サマータイム・ブルース
Label:イーストワールド(東芝) Record Number:PRT-1283 Release:1988 Press:JP From:JP Category: 日本のロック、R&B

Note:プロモオンリー、通常盤はキティより発売(7DS0165)

(↑東芝プレス)

(↑キティ盤。CDSも有)
東芝が「素晴らしすぎて発売できません」という広告を出し原盤をバンド側に返却、古巣のキティより世に出た異色のアルバム『COVERS』。タイトル通りカヴァー曲だが”意訳”と呼ぶには意志が強すぎる反戦・反核の歌詞が社会的に反響を呼び、結果的にオリコン初登場1位まで記録してしまった皮肉な作品だ。だが、こうしたプロモ盤(レーベルもきちんと作られている)がちゃんと存在することから察するに、会社側も当初は企画に賛同していたんだろうと思う。キティから発売されたジャケの毒々しさと比べると、こっちの方が悲哀というか渋い気も・・・当時のインタビューで清志郎は「新作なんてもって3ヶ月だから、何でも唄っていいだろう」的な発言をしているが、結果的に20年経った今でもそれを忘れずにいる人間は多い。イデオロギーよりも”唄いたい”という気持ちが勝ってるからこその結果だとは思うが、その反面、何も当時と変っていない世界にも愕然とするしかない・・・静寂の中で響くA面と比べると、B面は多少賑やかだが・・・重さとダークさを演出するチャボのソロ、そして泉谷さんの最後のバース、テンション高すぎて最早これは怒号だな(笑)いや、好きだからいいんですけどね。(七)
NO.0906-0319JP Artist:RCサクセション
Title:アイ・シャル・ビー・リリースト/軽薄なジャーナリスト
Label:イーストワールド(東芝) Record Number:PRT-1340 Release:1988 Press:JP From:JP Category: 日本のロック、R&B

Note:プロモオンリー
そして自分がRCを観た最初で最後の機会が、『コブラの悩み』ツアーだった。市民会館だったかサンパレスだったか。派手だが抱えているアコギのツギハギの”味”に感心したり、当時は多かったOL客が「キヨシロー!」と叫ぶと「何だよ」と応えてウケたり、そんな事が記憶に残っている。確かバッチも買って、今でもそれは大切に保管してあります。さて内容。前作が前作なだけに異様な雰囲気の中でライブ録音されたアルバムからのシングルカットで、これもプロモのみ。ちゃんと東芝から出ていることにも当時驚いたが、派生した名ユニット、THE TIMERSなんかも一応東芝だから、少しは許容範囲も広がったということか?しかしここで全く怒りが治まらないバンド、A面曲を聴く際には所属レーベルのロゴを見つめていると「日はまた昇るだろう」の言葉も納得できます。B面はオリジナル。元々は別の原曲があったそうだが、伝えることを日々の生業としている人間にとっては結構痛い歌詞だろう。仕方が無い、今となってはこのメッセージを忘れずにいることしかできないが、あえて痛みを胸に留めることで敬意を表したい。(七)
NO.0906-0320JP Artist:RCサクセション
Title:I LIKE YOU/忠実な犬(※CDシングル)
Label:イーストワールド(東芝) Record Number:TODT-2541 Release:1990 Press:JP From:JP Category: 日本のロック、R&B


「騒ぎを起こさなければロックじゃない」という清志郎の思惑通り、再び台風の目となったRC(とTIMERS)だが、その代償も大きかった。全盛期を支えたメンバー(G2と新井田)が相次いで脱退、昔メンバーだった春日博文の助けを借りて完成したのは、初期の雰囲気も漂う20周年記念アルバム『Baby A Go-Go』だった。録音前に楽器のオーディションが行われるなど、良い音に徹底的に拘って作られただけにサウンドは良いが、チャボの最新インタビューでも語られているようにバンドの状態は最悪で、結果的にラストアルバムに。でも一曲一曲は素敵なものが多い。シングルA面のこの曲は、モータウン好きならマーヴィン・ゲイ、フォークロック好きならサーチャーズやジャッキー・デシャノン辺りを思い出させる素敵なリフだけでOK。サビメロも良いし。B面は不思議な歌詞に、夏の徹夜明けの朝のような気持ちになる切なさと倦怠感が味か。このアルバムからはプロモのみで「あふれる熱い涙」、そして「スローバラード」再カットの際に「空がまた暗くなる」などがシングルカットされた。この路線、もう少し聴いてみたかった気もするが・・・今は残してくれたことにただただ感謝。本当に本当にありがとう、清志郎。(七)

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