| NO.0602-0206JPN |
Artist:鮎川誠/シーナ・ロケット
Title:涙のハイウェイ/恋はノーノーノー Label:エルボン(日本フォノグラム) Record Number: BON1014 Release:1978.10 Press:Japan From:Japan Category:Rock |
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今年で結成28年になるシーナ&ロケッツの記念すべきデビュー盤。博多が生んだ伝説的なロックバンド・サンハウス在籍時から、鮎川氏が徐々に影響を受けていたパンク(ラモーンズ、クラッシュ、ピストルズなど)やパブロック(Dr.フィールグッド〜ウィルコ・ジョンソン)のフレーバーを吸収し、一気に爆発させた観のある2曲が聴ける。特にA面にはフィールグッズやエディ&ホットロッズなどにも共通するギターバンドならではのスピード感に溢れている。鮎川氏が本来持っているサンハウス時代のストイックなまでの”音”への探究心に加え、シーナさんという存在自体がロックな最高のパートナー/表現者を迎えたことにより、時代が求めていたラウドで生っぽい要素に溢れたサウンドが既に完成されている。更に歌詞の中の「あなたが怖い」というフレーズはクリスタルズの「HE
HIT
ME」(ゴフィン=キング作)などを想起させる懐の深さを感じる。そんな部分に二人ならではの”知性”を感じるのはファンだけではないだろう。B面の切れ味良い演奏にも注目。歌詞を柴山俊之氏が手掛けているのでサンハウス色も残ってはいるが、A面とは対照的な女性から別れを叩き付ける気風の良さが痛快。「HOMEWORK」とかが聴きたくなる(七)
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| NO.0602-0207JPN |
Artist:シーナ&ロケット
Title:ユー・メイ・ドリーム/レイジー・クレイジー・ブルース Label:アルファ(ビクター) Record Number: ALR1019 Release:1979 Press:Japan From:Japan Category:Rock Note:ジャケット2種類(初回は”真空パック”ジャケ) JALヨーロッパ・キャンペーン イメージソング |
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デビュー盤発売後、シナロケはエルヴィス・コステロ&アトラクションズの来日ツアーでのオープニング・アクトを努めている。その時の様子は「レコード・コレクターズ」最新号の鮎川氏インタヴューで詳細に述べられているが、その演奏を見ていた高橋ユキヒロ氏が細野晴臣氏に進言。鮎川氏はYMOのライヴにゲスト参加し、両者は急速に接近することになる。エルボンから1stアルバム「#1」をリリース後、細野氏の誘いによりバンドはアルファに移籍。流動的だったメンバーも固まり(Bs:浅田孟氏、Ds:川嶋一秀氏)、本格的なスタートを切ることになった。その頃のバンドの充実ぶりを如実に現しているのが2枚目のアルバム「真空パック」であり、このシングル。A面はイントロのカスタネット(サンプリング?)の軽やかな音など、一聴してスペクターへのオマージュであることが分かるAメロと、歌詞の掛詞が素晴らしいロック的なサビを持つバンドの代表曲。作詞は柴山氏+クリス・モスデル、作曲は鮎川氏+細野氏であり、バンド側とYMO側がガップリ組んだ成果が素晴らしい形で表現されている。80年代になると一気に加速するけれど、まだ一部のパブロックやパンク組(デイヴ・エドモンズやニック・ロウ、ラモーンズなど)しか気付いていなかった手法(新しいサウンド+60年代ポップスの融合)の早さにも驚く。オリコン20位、英語盤が西海岸カレッジ・チャート1位という成績も納得の名曲だ。B面もファンの間では人気の高いトラックで、こちらも”夢”が持つ倦怠感や退廃を感じる歌詞とサウンドが良いバランスで絡み合っている。余談だが前出のインタヴューによれば、ジャケ変更(アルバムも含む)は、バンドをもっと前面に出したいという会社側の戦略によるものだったそうだ。もちろん鮎川さんお気に入りは”真空パック”ジャケットの方です。でもリニューアルのジャケも捨て難いなぁ(七)
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| NO.0602-0208JPN | Artist:シーナ&ロケット Title:ベイビー・メイビー/HOT LINE Label:アルファ(ビクター) Record Number: ALR705 Release:1980 Press:Japan From:Japan Category:Rock Note:from 2nd Album「チャンネル・グー」より |
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シーナ&ロケッツの曲のタイトルは、贔屓目じゃなくて本当に忘れられない名コピーが多い。ストレートな「400円のロック」「ロック・イズ・オーライト」、洋楽の邦題を連想させる「涙のハイウェイ」「夢のパラダイス」「ひとりぼっち」、そして言葉の並びが絶妙な「ピンナップ・ベイビー・ブルース」(後述)「ロックの好きなベイビー抱いて」など。一度聴いたら忘れられない響きと印象が其処に有る。この曲もバディ・ホリーとロネッツ、クリスタルズの名曲タイトルを連想させる、洋楽好きにはタマラン曲名(笑)。そのイメージ通りスペクターやモータウンなどのセンスを感じさせるメロディとサウンドが飛び出すこのA面、コケティッシュな風味を足したシーナさんと鮎川氏の冒頭&サビのデュエットだけでも相当スゥイート。高橋ユキヒロ氏の曲だが、もちろんシナロケの代表曲。数年後に出てくるトレイシー・ウルマンなどは影響を受けているのでは?と勝手に思っている。そしてセカンドアルバムの冒頭も飾るB面は逆にバンドの持ち味が出ていて、ロカビリー+パンクといった趣の疾走感溢れるナンバー。トワンギン風のギターが楽しめるのも嬉しいが、英語を違和感無く歌いこなすシーナさんの歌声も相当良い。過去に「彼女の歌声にはフランス語の響きが感じられる」と話題になったエピソードを思い出させる。超クール!(七) |
| NO.0602-0209JPN | Artist:シーナ&ロケット Title:浮かびのピーチガール/RADIO JUNK Label:アルファ(ビクター) Record Number: ALR719 Release:1980 Press:Japan From:Japan Category:Rock Note:from 2nd Album「チャンネル・グー」より |
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2nd「チャンネル・グー」からはシングルが3枚連続で切られていて、当時のシナロケ人気の凄さというか、周囲の期待度を感じてしまう。その第2弾にあたる本作はA面で作詞を糸井重里氏が担当。作曲はA面をYMO、B面を高橋ユキヒロ氏が行っている・・・というデータを見るだけでも分かるように、かなりYMO色の強い2曲だ。A面は60年代ポップス路線に加え、当時最先端だった”エレポップ”色も相当強い雰囲気。シーナさんのソロ的な要素も強い。そしてこのシングルでもB面にお楽しみが残されている。1stアルバム収録の「RADIO JUNK」は、YMOも当時のライヴで演奏していた程の好トラック(故にシナロケの初期作品はYMOファンにとってもマストアイテムとなっている)。イントロとアウトロのノイズ、抑制されているがツボを抑えた鮎川氏のスカ風味を含んだギターなどの要素も効果的。当時YMOの面々が意図的に隠していた”ロック”の要素を逆に強く感じさせる仕上がりとなった。独特の”悩ましさ”を感じさせるユキヒロ節を歌い切る、鮎川氏のセクシーなヴォーカルにも注目を(七) |
| NO.0602-0210JPN | Artist:シーナ&ロケット Title:キス・ミー・クイック/MOONLIGHT DANCE(恋のムーンライトダンス) Label:アルファ(ビクター) Record Number: ALR723 Release:1980 Press:Japan From:Japan Category:Rock Note:from 2nd Album「チャンネル・グー」より |
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これだけジャケットが少し汚れていてスミマセン・・・さて、3枚の最後のカットとなった本作も、A面は基本的にはオールディズ〜ガールス・ポップス的なナンバー。但し若干曲調にブリティッシュ・ビート色というか、例えで言えばサーチャーズの「NEEDLE & PIN」みたいなセンスが加えられている所が特徴・・・とは言っても、例の曲もジャッキー・デシャノンが元みたいなモンだから一緒かな?(恥)。シンプルな英語詞を小悪魔的に歌うシーナさんも良いですね。しかし、取り上げておいてナンですが、シングルばかりで接するとこの時期はスゥイートな部分がどうしても強調されてしまうので、シナロケというバンド本来の持ち味を知るならお二人の愛唱歌=強烈なカヴァーを含むアルバムを聴くべきだろう。B面は鮎川氏の博多の盟友・松本康氏(ジューク・レコード主宰)が作詞を担当している。こちらも60年代テイストを強く感じさせる曲調で、そこに細野氏が加えている可愛らしいシンセの音が印象的。余談だが冒頭のSEでチラっと聴こえる声は、松本さんかな?(七) |
| NO.0602-0211JPN | Artist:シーナ&ロケット Title:ピンナップ・ベイビー・ブルース/KRAZY KOOL KAT Label:アルファ(ビクター) Record Number: ALR705 Release:1981 Press:Japan From:Japan Category:Rock Note:オルタスCMソング |
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オリジナル3rdアルバムからのシングルカット。アルバムタイトル曲でもあるA面は久しぶりにロウなバンド本来の姿を楽しめる充実したトラック。作詞は再び糸井重里氏で、偶像に恋する男という内容が、マイナーブルースを発展させたような憂いを含んだメロディと合致している。洒落っ気を感じさせるピアノなどの要素は、新たにプロデュースを担当したミッキー・カーチス氏のセンスもあるのだろうか。鮎川氏も前出インタヴューで「最高のプロデューサー」だったと回想している。そしてB面。個人的にはフェイバリットでもあるこの曲は、シンプルなギターを中心に組み立てられてはいるが、バンドが一心同体となった勢いある演奏こそが本領というパブロック(特にウィルコ・ジョンソン!ミック・グリーン!!ルー・ルイス・バンド!!!)的マナーが充満する最高のトラック。鮎川氏が再びヴォーカルを披露するこの曲も歌詞を松本康氏が担当しているが、ストレートでちょっとナスティな言葉が曲とサウンドにピッタリで”イカす!”と叫びたくなる。2分半に満たない曲だけれど、こういう部分こそが後に鮎川氏がロンドンに乗り込んで行く布石となり、博多とロンドンを繋ぐ架け橋になったのだと思う。Nothing But The Rock!!!(七) |